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2011年06月

『二郎を愛して』第四話「恋」

[恋]




 失恋によりとそして二郎との別れを経験した私でしたが、高校卒業後は晴れて大学へと入学しキラキラした女子大生ライフを送っていました。しかし不思議と大学で仲良くなった友人たちは皆ラーメン好きばかり。とゆーかラーメンて基本みんな好き。ラーメン大嫌い!なんてゆー人は今までの人生で出会ったことがない!みんなに愛され、各々がラーメンに対して何かしらこだわりを持っている、そんなラーメン。アーメン。私のラーメンに対するこだわりはいったいなんだろうか…あなたのこだわりは何?


そんなことを仲間たちと討論していた時、そのうちの一人が「ラーメン二郎」という言葉を出したのだ。


 


出た。二郎で出ました!お久です!


 


はいはい二郎ねーと流しつつも、私は内心その響きがなんだかとても懐かしく思えて急にひとりセンチメンタルな気分になった。青春のしょっぱさと油っぽさがつまった二郎。


 


あの片思いの彼は今何をしているのだろうか。


あのあと彼女とは府中店に行ったのだろうか。


果たして彼女は完食したのだろうか…。


完食?…そうだ、私はあの日完食して…!!


 


 やはりそれは突然だった。例の曲のイントロが流れる。あの日あの時あの場所で、二郎を完食した満足感と達成感、間違いなく心も体も満たされていたはず。なのにどうして、どうして私は二郎から離れたんだろう…


今なら、もっと上手く二郎と付き合うことができるんじゃないだろうか。


確かめたい!もう一度、あの味を!!


 


その二郎好きだという友人はジロリアンであるという。ジロリアン?なんだジロリアンて。その友人がいうには二郎を食べる際にもジロリアン的作法があるらしい。その話にラーメン好き一同は大変興味を示し、私はというと二郎との再会を願う想いが最高潮に達していた。そして満場一致で、その日学校帰りにみんなで二郎を食べに行こうということになったのです。当時通っていた大学は成城にあったのですが、近くだとラーメン二郎仙川店があるのでそこへ行くことになりました。そう、仙川店といえば、私がまだ幼き頃にトラウマを抱えることとなったあの噂の現場。

「大丈夫、府中店で克服したはずだ。」


私は心の中で強くつぶやきました。 

 仙川駅を降り線路沿いにまっすぐ歩きパン屋を越えると、懐かしいあの匂いがした。青春の香り。この頃にはすでに私は引越していたので仙川店を見るのも久しぶりでした。相変わらずの行列。思えば私は行列に並ぶのは初めてでした。府中店でも歌舞伎町店でも並ばずに食べれたのです。

 初めて列に並ぶ。時間が経てば経つほど空腹とそれを増す期待でいっぱいになっていく。ようやく店内に入り券を買う。コップに水を注ぎそれを持って席に着く。カウンターに券を差し出す。そして、じっと店主の動きを目で追う。妙な緊張感が漂う店内。かつてラーメンを待つのにこれほど緊張したことがあっただろうか。数分後、

店主「にんにくいれますか?」

二郎はにんにくいれてこそ二郎とジロリアンの友人に言われたので、私は「はい」と答えた。そういえば今までにんにくをいれたことがなかったな、と過去の二郎の記憶がよみがえる。

そしてついに盛り溢れた野菜ののったソレが目の前に姿を現した。


久々の二郎との再会


相変わらずやんちゃな奴だ。やんちゃボーイ二郎だ。


元気そうでよかった。


ねぇ、私たちこれはいったい何度目の正直なのかな?


しまい込んでいた想いが、今解き放たれようとしている。


 


とりあえず一口目、野菜を掻き分け麺をすすってみた。

「?」


さらに野菜を食べつつ麺をすする。

「?!」


う、うまい!

なんやこれわ…!

その後はあまり記憶にない。

とにかく野菜を食べた。とにかく麺を掘り出して食べた。ぶたを食べた。食べた食べた。食べまくった。夢中になって


食べた。


 


もちろん、完食した。


 


食べ終えるとすぐ器をカウンターへ下げテーブルを布巾で拭き、そそくさと店を出る一同。

満腹すぎて誰も何もしゃべる気にもならない。
私はというと、しばらく二郎の余韻に浸っていた。

 


 その日は早々家に帰り、にんにくくさいとの母の指摘も華麗にスルーし、部屋で一人二郎を思い出していた。残るニンニクの匂いと共に。


まるで二郎に恋に落ちたかのように…。


 


続く…


『二郎を愛して』第三話「ライバル」

 [ライバル]




 そんな数年ぶりの二郎との運命の再会を果たした数日後、なんと彼の方から「明日て暇?」との連絡がきたのです。

やった!デートの誘いだ!今度は映画かな?遊園地かな?

期待に胸を膨らませたのもつかの間、この後彼の言い放った言葉に私は耳を疑いました。


 


 「二郎いこうよ。おまえまた食べたいって言ってたじゃん。




ん?じろ…え?じろう…、え??


 


二郎て、あの二郎さんですか?いやいやいやwこの間食べたばっかやん。そんでワシ食えんかったやんそれ。合わせて無理やりおいしいゆーたわけやんか。


 


内心そんなことを思いつつも、意中の彼からの大事な誘いを断れるわけもなく、私は再び彼と二郎へと行くことになりました


  約束の日、府中駅集合。向かったのはラーメン二郎府中店なんだかもう目的が明確すぎて逆にすがすがしいぐらいだ。ほらもっと他に映画とか、映画とか映画とか映画とかあるじゃないか!デートってそーゆうもんじゃないのか?


しかしそこまで彼を夢中にさせる二郎てなんなんだ!!


  


 二郎さえ、あいつさえいなければ!!


 


私は完全に二郎に嫉妬していた。二郎を恨みもした。だけど、それでも私にとっては、この駅から二郎までのたった数分の道のりが、彼との大切なデートだった。


 このまま二郎が一生現れませんように…店がなくなってますように…そんな乙女の祈りもむなしく、あっという間に私の恋のライバルラーメン二郎府中店に到着してしまった。まるで彼が来るのを待ち構えていたかのように黄色く色付く看板。いやまて、彼だけではない!店内を覗くと、他にもたくさんの男たちが何かにとり憑かれたかのように


一心不乱に二郎を食べているじゃないか!それはそう簡単には女を寄せ付けない異様な光景だ。しかしこの日の私はいつもとはちょっと違うのだ!なぜならば、この日あらかじめ二郎を食べるとわかっていた私は前日の夜から食を減らし、もちろん朝ごはんも食べていなかったのだ


 「彼の大好きな二郎を食べきってしまえば、彼は私だけを見てくれるはず!私を好きになってくれるはず!」


 この時は本気でそう思っていたのです。この日のために胃の調子を整え準備をしてきたんだ!さぁ、決戦間近!ついにライバル二郎が目の前に現れ、戦いのゴングが鳴った。カーン!


 私はどーにかして二郎を残さず食べきらなくてはと必死で、とにかく無心で麺を流し込んだ。掘っても掘っても溢れ出てくる麺。あれ、逆に増えてる?とさえ思わせる魔法の麺!


 


メーン!!


 


そして数分後。


カンカンカンカーン!


試合終了のゴングが鳴った。


なんと、私はこの店で、


 


 


初めて二郎を完食した


 


WINNER挑戦者SUZUKI!


 


 


しばらく放心状態の私。


 


ハっ!あの男の、漢の食い物二郎を私は完食したんだ!!


尋常じゃない満足感だった。正直一瞬彼のことを忘れていたぐらい。この時それどころでない達成感があったのです。


 


 


彼「おお食えたじゃん。すげーな!」 


    (ちゃんと食べて偉いな。好きだよ!)


 


彼の、いや、天使の声が聞こえた。脳内変換機能の調子も良いようだ。天にも昇る気分だった。戦いは終わった。私は、恋のライバル、二郎に勝ったんだ!!もうここには用はない!!いつもよりも堂々と胸を張って店をでる私がいた。


  再び彼と二人きり、府中駅までの短いデートが始まる。告白されたらどうしよう…胸のドキドキと油のギトギトで今にも胃が爆発しそうだった。と次の瞬間、彼がなにやら外国語らしき謎の言葉を話し始めた。


 


 「俺の彼女さ。二郎誘っても嫌だってゆーんだよねー。小食だからさあいつ。」

 


 (*´∀`*)?


 


 


んー(*´∀`*)?


 


 


なんてー(*´∀`*)?


 


 


カノジョてー(*´∀`*)? 


 


 


なにそれ美味いのー(*´∀`*)?


 


 彼が何を言っているのかしばらく理解できませんでしたが、「カノジョ」という部分だけはしっかり聞き取ることができました。 


 


彼女おるんかーい(*´∀`*)!!


 


さらに止めを刺すかのように彼は言った。


 


 「今度彼女府中店に連れてってみるわー」


 


 


  違う!それは違うよ!!府中店だから完食できたわけじゃないよ!!量が少ないとかそーゆうことじゃないよ!私は前日から準備してたんだよ!だから食べれたの!ねぇ!わかってよ私の気持ち…。私の恋心に気付いてほしい!てゆーか二郎を完食するまでのこの努力を認めてほしい!苦しい。この苦しさは二郎を完食した苦しさなのか失恋の苦しさなのかもはやわからないけれど胃も胸もお腹ももうなんか全体的に内臓が苦しい! 




もういらない。

もう食べない。

もう会わない。


ありがとう。

さようなら。


 


恋のライバルだと思い込んでいた二郎。けれどライバルは他にいたのだった。こうして、私の恋は二郎を完食し終わりを迎えた。恋の終りを告げるゴングが府中駅のホームに鳴り響く。カーン。


 


 


忘れてしまいたい苦い恋の思い出ではありますが、この時二郎を完食したことで得た尋常じゃない満足感、そして大好きな彼を忘れるほどの達成感を私は一生忘れることができません。そして今となってみれば、実はこれが二郎との恋の芽生えであったのではないかと密かに思っているのです。


 


まだ続く…


 


 


 


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『二郎を愛して』第二話「再会」

 




 


[再会]

 

 幼き頃、未知との遭遇を果たした私でしたが、それから数年二郎を口にすることはありませんでした。

例の黄色い看板の前も立ち止まらずに、振り向かずに、私は二郎に背を向けたまま高校生へと成長していきました。

 高校時代私はずっと、別の高校に通う一人の男子に片思いをしていました。その彼がある日、

「最近ハマッてるめっちゃうまいラーメン屋があんだよ!」と言い出したのです。

憧れの彼がハマッてるラーメンとはいったいどんなラーメンなのだろう!!好きな人が好きなもの、それは私も好きなもの☆と乙女心全開だった私は、彼に

「私もそのラーメン屋へ行ってみたい!」とお願いし、連れて行ってもらうことにしました。

 場所は新宿。私は期待のラーメンへと心躍らせていた。とゆーか彼との初めての2人きりのデートに心躍らせていました。そう、nobodyknows+がココロオドルよりも遥かに強く私はココロオドっていた(どーでもいい)。

  しばらく歩くと「ここだよ!」と彼が立ち止まり指をさしました。指先に視線をやるとそこにはどこかで見たことあるような黄色い看板。私はそこに書かれた文字をゆっくりと、何かを思い出すかのように読んだ。

 

「じ…ろう?」

 

デジャブだろうか…いや違う!これはあの日あの時あの場所で…!

それはまるで、今にも名曲『ラブストーリーは突然に/小田和正』のイントロが流れてくるかのような衝撃。よみがえる初恋の記憶。

私はそんな動揺を隠しつつ、店に入り食券を買い席へと着きました。そして数分後目の前に現れたのは

『油ギトギトのスープひったひたの麺と野菜盛り盛り』のあいつでした。

幼きココロに刻まれたトラウマが疼く。

しかし隣ではすでに食べ始め大好物のラーメンを前にノリノリの彼。

彼「やばいっしょー?まじうめー!」

私「え?あ、うん、ねー。お…いしぃ、ねー…すごーい…」

 AKAN!あかんでこれわ!!

とにかく食べなければ!ここを乗り越えなければ!おいしいっていわなきゃ!彼の好きなものは私も好きなものでしょ!

 彼に好かれたいが一心で麺をほおばる私。神様はどうしてこんな意地悪するのだろう。

しかし、この時私は二郎を一杯完食することはできませんでした。

「うまいのにもったいないなー」と私の残りを食べる彼。

その時私は思った。

これは男の食い物だと。    

とにかく量で腹を満たしたい!そんな若い男の願望を形にしたものなのだろうと。

そして、なによりこのままでは彼に嫌われてしまう!と。

何とか次のデートに繋げようと必死だった私は帰り際精一杯の笑顔で彼に言った。

 

「おいしかったー!また行こうねー!」

 


もちろん本心ではなかった。できればもう二郎には行きたくなかった。しかし私のこの軽はずみな一言が、若き乙女の恋模様を“私、彼、そして二郎”という韓国ドラマもびっくりの奇妙な三角関係へと導いていこうとは誰が予測できただろうか。







 


次回へ続く…


 


 


 


 


 


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『二郎を愛して』第一話「出会い」



現在発売中のFLASHのラーメン二郎特集に二郎好きとして出てます。

ジロリアンとして紹介されるのは雑誌PRESIDENT以来2回目。(参照 http://suzukirin.iza.ne.jp/blog/entry/1622916/

こうして取材を受けるたび、改めて自分の中で二郎がどれだけ特別な存在かを再確認させられると共に、毎度新たに二郎の魅力を発見するのです!

そう、いつだって二郎には「驚きと感動」がつきものなのだ!

何度食べたって、どんなおなかいっぱいになったって、

数時間後にはもう、私の体は二郎を欲しがっているのだから…


これは、そんな私と愛すべきラーメン二郎との出会いから現在に至るまでを赤裸々に綴った珠玉のラーメンストーリーである。


 

 


[出会い]

 小学3,4年生の頃。当時住んでいた地元に、いつも行列を作るラーメン屋がありました。


店の付近を通ると香るあの独特な匂い。


黄色に黒文字で書かれた看板。


まさにそれがラーメン二郎仙川店でした。

これだけ常に行列をつくるラーメンとはいったいどんなラーメンなのだろう…店の前を通るたび、幼い私はまだ見ぬそのラーメンに淡い恋心を寄せていました。


ラーメンに対してこんな想いを抱くのは初めて。そう私の“ラーメン初恋”は二郎でした。

 ある日の夕方、母と店の前を通ると珍しく行列はなく、店内を窺うとちょうど2席空いている。これはチャンスと思い、「入ってみよっか」と母と幼き私は二郎の敷居を跨いだのでした。

今思うととんでもなく浅はかな判断!無防備にもほどがある。

今もし同じ状況の親子を見かけたら、今一度考え直すよう全力で説得にあたるだろう…

 何はともあれ、その日私は未知との遭遇を果たしたのだった。

それは、想像を超えるスケールのでかさを持って現れた!


超スペクタル級のそれを前に子供ながらに絶句。


隣を見ると母も絶句。

もちろん食べ切れることなく大半を残すこととなったのでした。

こうして私の初恋はとても苦い思い出となり、幼き私の中で二郎は、


『油ギトギトのスープひったひたの麺と野菜盛り盛り危険物』として認識されたのでした。

 しかし今思うと、私と二郎の出会いは「第一印象は最悪!」という恋愛ドラマでよくあるあのパターンじゃないか!

マイナスからのスタート。ケンカから始まるラブストーリー、いやラーメンストーリーがこの時始まろうとしていた。


 


次回へ続く…


ご無沙汰です。

お久しぶりです。


てゆーレベルじゃねーぞ!って感じですね。


 


Q,なぜブログ更新しないんですか?


A,ツイッターに浮気してました。


 


 


元々、初期の頃のほうのブログ読んでもらうとわかると思うんですが、わりとブログではちゃんと「文」を書きたい派でした。


なので


「ネイルかえましたー」


とか


「これ食べましたー」


とか、


それだけってなんかもったいないなーと思いつつ、


かといって毎回毎回ちゃんと長文が書けるわけでもなく、


結局そんなんが多くなっていったとゆーw


でもさ、そーゆー単発のまさに「つぶやき」は、ツイッターでやるのがちょうどいいなて思う。


だからここの場はもっと大事にしてもっと自分を知ってもらえるよう、今後はコラム的な、何か毎回テーマ決めて書いていこうと思っています。


諸々準備中。。


 


 ちなみにツイッターはバンバン更新してるのでよければこちらも。


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